BAP!2022|建築と景観のビエンナーレ

Nicolas Dorval-BoryとGuillaume Ramillienがキュレーションした国立ベルサイユ建築高等師範学校での展覧会

Photo© Salem Mostefaoui

提供: EN BAUKUNST

BAP!2022における本展示は英術と科学を横断する形で複数の分野を繋げる事を目的としています。テキスタイルデザイン、サウンドプログラミング、ソーラーキャプチャーを組み合わせ、音を通して噴水中庭を囲む壁に存在する太陽エネルギーと光の強さを明らかにしています。

この展示は、Adrien Verschuereが設立したブリュッセルの建築事務所、EN BAUKUNSTが手がけました。

BAUKUNSTは、アートとテクノロジーを融合させ、さまざまな知識を対話させながら、建築を建物(BAU)、そして考え方(KUNST)を構築する為のメディアとして探求しています。

また、この展示では噴水中庭の主要な建築物の一つである壁に向き合い、この場所の歴史的遺産とし側面と対話しています。その為、壁の表面は、壁に差し込む陽の光のエネルギーを取り込む装置で覆われています。

上部には、ソーラークロス社が製造するCIGS太陽電池フィルムが設置されています。ビエンナーレのためにテキスタイルデザイナーの シュヴァリエ・マソンと共同で制作した「i-Mesh」テキスタイルはこれにより支えられています。

天然鉱物から抽出された繊維で作られたi-Meshは、メッシュ状の素材が織り成す模様によって、壁に照射された太陽光の痕跡を明らかにしています。ヴェルサイユ宮殿の多くの建築物の冠を飾る装飾品を模して、壁の上部に設置された4つの工芸品は、光の強さと織物が生み出すエネルギーに応じて変動するプログラムにより生み出されるサウンドを通じて、そのエネルギーを伝えています。

 

使用メッシュ
バサルトファイバーでプロジェクトのためにデザインされた、世界にひとつだけのテクスチャー
BAP!2022|建築と景観のビエンナーレ
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